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昨晩(金曜日)の夕食後、
夏場はテレビがあまり面白くないこともあって、
ネットで映画を観ることにしました。


何を観ようか探していたら、
以前から気になっていた
タイトルの万引き家族を見つけて即決!
(買物じゃないって・・・笑)


万引き家族


切ない映画ですね・・・。


家族6人の関係性を把握するまでに、
かなり長い時間を要する
けれど、
全てが解るまでに描かれる風景は、

別にどんな関係だろうがいいじゃないか!

と思わせるほど、
暖かくて心が通じ合っている家族でした。


いずれは破綻するんだろうな・・・と解っていても、
そうなって欲しくない、このままずっと続いて欲しい

そう思いながら観続けた先には、

とてもフツーで常識的な切り口の警察官や、
とてもフツーで興味本位なマスコミがいて、
とてもフツーで解りやすい反応を見せました。


この映画の中では「フツー」っていうのが、
「鈍感」とか「愚鈍」に置き換えられそうなほどの、
剥き出しの無神経さのことで、

日常的に「フツー」な側にいる自分
まるで鏡のように感じられて、痛かったです。




この家族は確かに「フツー」ではないけれど、
一つ屋根の下に暮らす人たちとしては、
本来の家族よりもずっと家族らしかった


ただ、最後が少し宙ぶらりんな気がして、
不安が残りました。


この終わり方は、
同じ是枝裕和監督の
「誰もしらない」の終わり方に似ています

この子(たち)はどうなるんだろう?



かといって、何か安易な筋書きをもってして
落ち着くところに落ち着かせたら、
いかにも作り物の非現実的なお話
で、
駄作に成り下がってしまうのは明白です。

「どうなるんだろう?」
と観客に考えさせることで、
現実味が増すんですね。

もしかしたら、自分の知らない路地裏を、
こんな「親子」が歩いているかもしれないとか、
何気なく通り過ぎた家には、
フツーに見えるけどフツーじゃない一家が
暮らしているのかもしれない


普段気づかない、目を向けようともしない
見えづらい現実がある。


不安を残す終わり方は、
「フツー」に安穏としていちゃダメだよ
というメッセージなのかもしれませんね。



感動した・・・というよりは、
考えさせられた映画でした。





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2019.08.17 Sat l 映画・テレビ・音楽・本 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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