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夏の間のドラマが1つ1つ最終回を迎えましたね。

あ、もしかしたら、私は日本の皆様よりも、
1週遅れで見ているかもしれませんから、
とっくに終わっているのか・・・!?



とまれ、北米の夏のテレビがあまり面白くない分、
今季の日本のTVドラマはなかなか秀作揃いで、
とても楽しませていただきましたです。

中でも印象深かったのが以下の3作品です。



まずは「義母と娘のブルース」
私は綾瀬はるかさんが大好きなので、
彼女が出ているというだけで何でも見るのですが、
義母役の綾瀬さんはまぁ、面白かった!

極端な、カッチリしたデキる女描写に、
最初はちょっと引いちゃいましたが、
回を重ねて見慣れてくると、

デキる女の不器用さとか、
カッチリの裏側の柔らかさなどが
ヒタヒタじんわり感じられて、

綾瀬はるかって上手だな・・・と、再認識。
ますます好きになりました~♪

ともすると感情に流されて
陳腐になりやすい題材(義母+娘)を
あり得ね~!な展開でブレーキかけながら、
ちゃんと情に訴えてくるユニークなドラマ
でした。

亜希子さんにまた会えたらいいなぁ♪




次は「この世界の片隅に」

夏に、戦時中を扱うドラマや番組って、
日本の定石みたいなところがありますね。
歴史を背負っている以上しかたないのかもしれません。

だから少しはすかいな気分で見始めました。

主人公のすずさんが、
空気の流れに逆らうことなく
ふわふわと漂うように成長して結婚するまでは、
こんなに自己主張のない子が主人公?
なんて思ったのですが、

嫁ぎ先での人間関係や時世の移り変わりに、
戸惑いながら順応していく姿に、
すずさんは自己主張はしないけれど
たおやかで芯の強い女性だと解りました。

原作を読んでいないので、
ドラマに対する主観なのですが、
現代の部分とすずさんの半生とが、
しっくりスムーズに繋がらない
気がしました。

というのは、平成30年の、
佳代さんと浩輔くん(と、後に節子さん)の
古い民家を手入れする話が、

最終回で、節子さんとすずさんの出会いが描かれるまで、
いや、その前に節子さんが登場するまで、
まるですずさんとの接点のかけらも見えず、
視聴者を引きつけるミステリーにもなっていなかった
から。

別に現代まで引っ張らなくても、
「節子ちゃんを養子に迎えて
すずさん一家は幸せに暮らしましたとさ」

という最後だって良かったと思います。


戦前戦後の広島が舞台ですから
原爆を素通りできない分どうしても暗く重くなり勝ちなのに、

「この世界の片隅に」は、おっとりしたすずさんの視点のお陰で、
戦禍や惨状の中で人々がいかに生き延びたかが、
ドラマチックになり過ぎることなく現実的
表現されていたように感じました。


キャンディーズで一世を風靡した蘭ちゃんが、
お姑さん役が似合うようになっちゃったんだな・・・

ってのはちょっとショックだった。(同世代だから~-笑)




そして「透明なゆりかご」

初回からドン!と衝撃的な問題提起で、
ちょっと重たくなりましたが、
次は何だろう?と、毎回見ずにいられないドラマでした。

看護師見習いバイトのアオちゃんの、
真剣過ぎて先走っちゃうところも、
自分の発達障害ときちんと向き合っているところも、
看護師になりたいという意志の表れのようで、
好感が持てました。

妊婦さん、新米お母さん・お父さん、
予想外の妊娠や虐待にさらされた女の子たち、
無事に生まれてきた子、そうでなかった子・・・。

妊娠も出産も、人間の自然な営みではあるけれど、
自然だからといって全てが順調にいくわけでも、
喜ばれるわけでもない
という、
厳しくて悲しい現実がいくつも描かれたドラマでした。

アオちゃんがめでたく看護師さんになり、
バイト先だった由比産婦人科に出勤したところで
ドラマはお終いです。

清原茅耶さんのアオちゃん、良かったです。
次はどんなドラマに出るのかな~?




というわけで、今期の夏ドラマはなかなか感動的で、
ティッシュを散財いたしました(笑)。


「半分、青い」も今週でお終い。

秋の新ドラマはどんなんかな~?
楽しみです!





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2018.09.23 Sun l 映画・テレビ・音楽・本 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

No title
初め、ギボムスって聞いた時は何の事やらさっぱり分かりませんでした。
最終回を初めて見ましたが、初回から見てればよかったと思ったものです。
日本のTVドラマは陳腐なものが多いという思い込みがあったのです。
友人に頼んでDVD送ってもらおうかと考えています。
2018.09.23 Sun l rara. URL l 編集
Re: No title
こんにちは!

私も、「ぎぼむす」とか「このせか」とかいう省略タイトルには、
いつも悩まされます。

私の印象ですが、日本のドラマは北米のドラマのように、状況を
リアリスティックに描くことよりも、関わる人々の感情が先な
作り方だと思います。
だから、陳腐に思えるほど甘ったるかったり子供っぽかったり、
医療モノなどは「そんなことしてると患者さん死ぬよ」みたいな、
登場人物のセリフと感情に時間を割いてたりしますね。
国民性の違いなんでしょうね、きっと。

「ぎぼむす」ぜひ最初から見てみてください。
ネットで探すと、韓国や中国の動画サイトでも
見つかるかもしれませんよ。
2018.09.23 Sun l りんごかあさん. URL l 編集

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