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日本から戻って1週間が経ちました。

あれから電話で話をする母は、
不思議と私がカナダへ帰ったことを
理解できているような口ぶりです。

あるいは、
直近のことをすぐ忘れる・憶えていられない
認知症の症状
のせいで、
私が日本で母と過ごしたことを
忘れてしまったのかもしれません。

多分後者でしょう・・・。




認知症だのアルツハイマーだのという言葉は、
もうずいぶん昔から見聞きしてきました。


年を取ると誰も、
物忘れが酷くなるものです。

現に私だって、
「あ、洗剤切れてた。買わなくちゃ!」
と思い出したその時に買物メモに書かずにいると、
とことん忘れたまんまです。

書いたとしても、
その買物メモを持たずに
家を出てしまったりもします。

で、また洗剤の空き瓶を見て、
「しまった・・・。また忘れちゃった・・・」

けれど、この1つの忘れ物は、
記憶のどこかで繋がっているから、
「まただ・・・」と繰り返され、
自責の念が頭をもたげるのですが、


母の頭の中では、
1つの忘れ物はその都度、
きれいさっぱり消去されてしまうので、
いつも新たな忘れ物
だと解りました。


私がいくら
「さっき言ったじゃない」とか
「もう済ませたよ」などと言ったところで、
彼女にとってはいつも初耳




母のような症状を持つ人と向き合うとき、
「記憶していたものを失くした」と考えがちなので、
思い出させようと躍起になってしまって、
こちらが辛抱を迫られる状況になると思うのです。



今、母との会話を思い起こすと、
彼女の脳味噌は流れる川のよう。

私が水面に笹舟を置くけれど、
どんどん流されて記憶に留まらないのです。

母が何かをしようと思ったときも
その何かをしたときも、
母の笹舟はスーッと流れていってしまいます。

そして同じ何かがまた、
彼女の脳味噌の川に浮かんでは
流れていく・・・。



そう思えるまで、
「なんで忘れちゃうんだ?」
「何回言ったら覚えられるんだ?」
と、何度も同じことを繰り返されて
イライラするし泣きたい気分でしたけど、

流れる川なんだと思ったら、
何度でもしつこく根気良く
笹舟を浮かべるしかないんだな~
と・・・。



ということに、
つい昨日気づきましたよ・・・。

日本で母と一緒に過ごしているうちに
そこに気がついていたら、
もっと穏やかに接していられたと思います。



でもきっと、次に会うときには
流れる川対策だけでは
太刀打ちできなくなってるかもしれないのだなぁ・・・。

認知症患者対応策について、
積極的に調べていかねば!!








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2018.06.20 Wed l 自分のこと・家族のこと l コメント (0) トラックバック (0) l top

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