FC2ブログ
木曜日の晩のことですが。


世界的チェリストのヨーヨー・マさんが、
何とこの田舎のオケをバックに、
ドボルザークのチェロ協奏曲を
演奏してくれました。


カルガリー・フィルとの共演は
20年ぶりだそうです。

私は独身時代に日本で聴いて以来ですから、
30数年ぶり。

以後もCDやテレビ番組などでよく見聞きしてきましたが、
今回ついに生演奏に触れられるというので、
主人と♪ドキドキわくわく♪で出掛けました。




舞台に現れたときの印象は
「垣根の低い人」


オケの間を縫って出てくるときに、
観客にもオケの面々にも、
頭をクルクルあちこちに向けては
会釈したり手を振ったり。

そりゃもう愛想振り撒く・・・んじゃなくて
バラ撒いてるってくらいニコヤカ


チェロを持って出てこなかったら、
燕尾服着た芸人・・・みたいな~(笑)。



世界中のあらゆるジャンルの音楽家から賞賛され、
世界中のあらゆる立場の老若男女に愛されているのに、
それらしい威圧的な風格はどこにも感じられませんでした。



協奏曲が始まってみれば、
それがもう、ヨーヨー・マさん自身
本当に楽しそうに演奏していて、

その「楽しい」が音に乗って
こちらにもしっかり伝わってくるんです。




曲想によってはもちろん、
しかめ面になったり、
寂しげな表情になったりもするのですが、

それでも「楽しい」が解ります。



上手く言えないけど、
オケとの絡み合いが「楽しい」
響いてくる音のキラキラが「楽しい」
聴衆の真剣な緊張感も「楽しい」

そんな風に、
ヨーヨー・マさんがステージで演奏しながら
一瞬一瞬、1音1音をもれなく楽しんでいるのが、
全て伝わってきました。




これまで様々な演奏会やオペラを見聞きして、
「美しい」とか「華やか」とか「力強い」演奏は数多あれど、
「楽しい」が感じられるなんて・・・ね。




どの演奏家も、絶対に自分の演奏する音楽を
愛してもいれば楽しんでもいるはず。

けれど、その「楽しさ」がこんなに前面にバーン!!
押し出された演奏を聴いたことは、
これまでありませんでした。



もしかしたら、
ヨーヨー・マさんの「垣根の低い人柄」が、
聴衆にも「楽しい」を分け与えていたのかもしれませんね。


ちょっと不思議な、だけどとても心地良い経験でした。







スポンサーサイト
2017.12.09 Sat l 映画・テレビ・音楽・本 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

チェロ
チェロの音色は、、重厚さやコミカルな雰囲気まで多才な楽器ですね。それも、、あのヨヨーヨー・マの演奏を生ですから、、素晴らしいでしょうね。

音楽だけに限らず、食べ物から化学まで、、やはり、楽しいが一番なのだろうと、感じるこの頃です。
2017.12.09 Sat l マーニ. URL l 編集
Re: チェロ
こんにちは、マーニさん。

私はチェロの、高すぎず低すぎない音域が好きです。
ヨーヨー・マさんは、会場を、柔らかくて穏やかな音色で
すっかり魅了しました。

おっしゃるとおりです。
何でも楽しめることが一番ですね。
楽しいから続けることも挑戦することもできると思います。
2017.12.10 Sun l りんごかあさん. URL l 編集

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://edibleringo.blog.fc2.com/tb.php/702-6a4158af
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)