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11月下旬です。日本でもそうでしょうが、そろそろクリスマス・パーティだの忘年会だの、人が集まる季節の到来ですね。

私は専業主婦なので職場のパーティには縁がないはずですが、ここで暮らしていると夫の勤務先のパーティには否応なく付き合わされます。招待状に「夫婦・パートナー同伴のこと」と書かれてあるので。
初めてのときには、「何着て行ったらいいんだろ?」「知らない人たちと、何話したらいいんだろ?」「ずっと英語、イヤだなぁ」など、いろいろと悩んだものです。

着るもの、一番悩みましたねぇ。普段ジーンズにセーターとかフーディの、色気も素っ気もない格好ばかりなので、どれくらい華やかにしていったものか・・・ねぇ。ほら、洋装のパーティにも和服の格のような、TPOに合った形があるじゃないですか。そういったものにまったく疎いので、インターネットで何日もかけて調べたりして・・・(笑)。
最初は知らない人たちばかりでしたが、夫のいる業界には、生粋カナダ人以外にもたくさんの英語を母国語としない移民が働いています。お互いに英語が外国語だと、ちょっと肩の力が抜けるのは確か。それに、移民である・あったというのも、それぞれの出身や移民の苦労や笑い話など、話題に事欠きません。そうして、まるで七夕の織姫と彦星のように、年に1~2回しか顔を合わすことがなくても徐々に顔なじみになってきた人たちが楽しい方々ばかりなので、私も着いて出向くのは今では苦になりません。

夫の勤務先では毎年2回のクリスマス・パーティがあります。最初は夫が雇われている会社のもので、もう一つは夫が関わっているジョイント・ベンチャー・プロジェクトのパーティです。
また着るものの話に戻りますが、2回とも参加する人はそれなりの人数いるので、いくら2~3週間空いたとしても同じ服で行くのはヤダな・・・というのが女心(じゃありませんかね?)。派手になりすぎず、でもちょっとは華やかに見える格好を毎年2回分考えなくてはならないのは、お金も時間もかかります。これがまた面倒い・・・。

そんな折、3年前から社主の奥方の意向で、「自国の民族衣装で参加してください」というのが招待状に書き加えられたのでした。民族衣装・・・ですか。んじゃやっぱ「キモノ」ですか、私。

着物。手元にあるのは一着だけ、夭逝した姉の形見です。紋の入った正絹の、柔らかな色合いの花模様の付下げ。姉の嫁入り衣装の中の一枚でした。
こんな格も上の、それも正絹の大事な着物を、そういっちゃナンですが、会社ごときのパーティなんかに着て行かれるわけがない。冬場ですから、車の乗り降りだって駐車場の中を歩くのだって、雪解けの泥水があるかもしれないし、凍ってるかもしれない。パーティ前から汚れる条件は揃っちゃってますからねぇ。

それになんたって1人じゃ着られないんですよ。

招待メールが夫から転送されてきたのが、その年はまだずいぶんと早くて10月半ば頃だったと思います。12月頭のパーティまで時間はたっぷりある!ってんで、私は一念発起!ですよ。
まず、ネットで「洗える着物」を探す、探す。洗い張りが絶対できないところに住んでますから、自宅で洗濯できる着物は必須。この際着物の「格」はちょっと置いといて、他に日本人がいないのをいいことに、小紋でも華やかな柄の方がいいんじゃない?って。その方が安いし~(本音)。

洗える着物が日本から届いたら、今度は「着物の着付け」をネットで検索。
便利な世の中になりましたよね。動画付きで手取り足取り細かく教えてくれるサイトやブログが、いくつも見つかりました。それらを見ながら、日々練習。
着物を着るのって、大仕事・・・。汗だく・・・。で何度も何度もやりなおし。着物の袖に腕を通した頃には息切れ・・・、いざ当日!
会場に行ってみれば、民族衣装ていたのは社主夫婦(スコットランド出身なのでタータンチェックのキルトをお召し)と私だ・け・・・!? 
疲れたぁ・・・。

けれど、こんな機会がなかったら、着物を着ること、自分で着付けすることなど一度もなかったと思います。まだまだ完璧に着こなすことはできないけれど、1人で着ることを憶え、着物の細かな知識を得るありがたいチャンスをいただきました。

さて去年のパーティでは、男性のキルトも増え、女性の中にたくさんのチャイナドレスやサリーも見かけました。素敵! 練習して汗かきながら着た甲斐があったってものです(笑)。

今年は一週間後です。また洗える着物の出番です。ちょっと練習しとかないと・・・!
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2014.11.21 Fri l 未分類 l コメント (0) l top

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