昨日の日中最高気温は-6℃くらいでしたが、今日の予想最高気温はプラスの10℃。(午後1時現在ですでに8℃になっています。)
以前少し書きましたが、カルガリー周辺の冬は大方氷点下ですが、たま~にドーン!と気温が急上昇し、積もっていた雪をきれいさっぱり解かすだけじゃなくて道路などカラッカラに乾かしてしまうほど暖かい日が2~3日(あるいはそれ以上)続いたりすることがあります。
気象用語で「シヌーク(Chinook)」と呼ばれるもので、太平洋側からロッキー山脈を越えて吹き降ろす暖かい風のことを言います。
空を見上げると、ロッキー山脈のこちら側にちょっと厚みと密度のある雲が、山に沿うように長く浮かんでいます。ムリヤリにたとえると、自分が海に潜って海面を見上げたら昆布が一枚ヒラヒラ浮かんでるのが見えた・・・みたいな・・・(かなりムリがあるけど)。
ともかくです、このシヌークという現象のせいで、太平洋から吹いてくる暖かい風が暖かいままカルガリーにも吹いてくるので、前日までの氷点下気温もいきなりプラス二桁になったりするわけです。
行ったことはないけれど聞いた話では、隣のサスカチュワン州やその向こうのマニトバ州では、一旦ガッチンガッチンに積もって凍った雪が冬が終わるまで解けないくらい、毎日が冬らしく寒いんだそうです。
が、アルバータ州の南部では、このシヌークのおかげで、雪が降っては凍り、凍ってはシヌークで解け・・・が一冬に何度も繰り返されます。それもちょっとやそっとの暖かさでないので、次に来る波が「また氷点下、また雪」と判っていても我慢できる。
私もそうですが、友達に訊いても、「カルガリーの冬はシヌークがあるからそんなに悪くないよね」と言います。
ちなみに1988年にカルガリーで冬季オリンピックが開催される数日前にシヌークがやって来て、気温が上がり雪も氷も解けてきて「これでオリンピックが無事できるんだろうか・・・?!」と、かなり心配したという逸話があります。
真冬にいきなり10℃などになると、街中で見かける若者など半袖Tシャツに短パンで歩いてたりします。まぁ、真夏でも15℃なんていう日がある土地柄、10℃だってもう夏に近いったら近い。
通りで職務質問中の警察官も半袖の制服だし~。
そうそう、こんな気候だから、ここじゃ夏だの冬だのって季節の衣替えなんてしないっすよ~(笑)。
ただ、このシヌーク雲、手放しに喜べない側面もあるのです。
割と多くの人に「シヌーク・マイグレイン(偏頭痛)」をもたらすんですわ。でもってどういうわけか、けっこう酷い頭痛なんですよ、これが。
ほら、孫悟空が悪さするとギリギリギリ・・・と締め付けてくるヘアバンド「きんこじ」みたい。
別に悪さしてないけど、シヌーク雲が出てくると、あの感じでギリギリグリグリと頭が痛む。さもなくば、頭の天辺からドスン!と重石を載せられたみたいにドッシリズンズン痛みます。
我が家では私と長男がシヌーク偏頭痛持ち。シヌークの雲が近づいてくると、頭の端からズキンズキンと突いてくる痛みを感じるので判ります。
いずれにせよ、どんだけ頭が痛くっても、お天気が良くて気温も高くて道路も乾くシヌークの到来は、やっぱり絶対に嬉しいです。
以前少し書きましたが、カルガリー周辺の冬は大方氷点下ですが、たま~にドーン!と気温が急上昇し、積もっていた雪をきれいさっぱり解かすだけじゃなくて道路などカラッカラに乾かしてしまうほど暖かい日が2~3日(あるいはそれ以上)続いたりすることがあります。
気象用語で「シヌーク(Chinook)」と呼ばれるもので、太平洋側からロッキー山脈を越えて吹き降ろす暖かい風のことを言います。
空を見上げると、ロッキー山脈のこちら側にちょっと厚みと密度のある雲が、山に沿うように長く浮かんでいます。ムリヤリにたとえると、自分が海に潜って海面を見上げたら昆布が一枚ヒラヒラ浮かんでるのが見えた・・・みたいな・・・(かなりムリがあるけど)。
ともかくです、このシヌークという現象のせいで、太平洋から吹いてくる暖かい風が暖かいままカルガリーにも吹いてくるので、前日までの氷点下気温もいきなりプラス二桁になったりするわけです。
行ったことはないけれど聞いた話では、隣のサスカチュワン州やその向こうのマニトバ州では、一旦ガッチンガッチンに積もって凍った雪が冬が終わるまで解けないくらい、毎日が冬らしく寒いんだそうです。
が、アルバータ州の南部では、このシヌークのおかげで、雪が降っては凍り、凍ってはシヌークで解け・・・が一冬に何度も繰り返されます。それもちょっとやそっとの暖かさでないので、次に来る波が「また氷点下、また雪」と判っていても我慢できる。
私もそうですが、友達に訊いても、「カルガリーの冬はシヌークがあるからそんなに悪くないよね」と言います。
ちなみに1988年にカルガリーで冬季オリンピックが開催される数日前にシヌークがやって来て、気温が上がり雪も氷も解けてきて「これでオリンピックが無事できるんだろうか・・・?!」と、かなり心配したという逸話があります。
真冬にいきなり10℃などになると、街中で見かける若者など半袖Tシャツに短パンで歩いてたりします。まぁ、真夏でも15℃なんていう日がある土地柄、10℃だってもう夏に近いったら近い。
通りで職務質問中の警察官も半袖の制服だし~。
そうそう、こんな気候だから、ここじゃ夏だの冬だのって季節の衣替えなんてしないっすよ~(笑)。
ただ、このシヌーク雲、手放しに喜べない側面もあるのです。
割と多くの人に「シヌーク・マイグレイン(偏頭痛)」をもたらすんですわ。でもってどういうわけか、けっこう酷い頭痛なんですよ、これが。
ほら、孫悟空が悪さするとギリギリギリ・・・と締め付けてくるヘアバンド「きんこじ」みたい。
別に悪さしてないけど、シヌーク雲が出てくると、あの感じでギリギリグリグリと頭が痛む。さもなくば、頭の天辺からドスン!と重石を載せられたみたいにドッシリズンズン痛みます。
我が家では私と長男がシヌーク偏頭痛持ち。シヌークの雲が近づいてくると、頭の端からズキンズキンと突いてくる痛みを感じるので判ります。
いずれにせよ、どんだけ頭が痛くっても、お天気が良くて気温も高くて道路も乾くシヌークの到来は、やっぱり絶対に嬉しいです。
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