昨晩、カウボーイの街にオペラディーヴァがやってきました。
現在のオペラ界の代表的ソプラノ歌手
アナ・ネトレプコさん。

共演者はご主人でテノール歌手の
ユシフ・エイワゾフさんです。
歌手に限らず楽器演奏者でも、
クラシック界のこんな大物が
カルガリーでコンサートを開くなぞ、
滅多にありません。
チケットがかなり高かったので
ギリギリまで逡巡したのですが、
「旬の歌手は旬に聴いておかなくちゃ」
「行かないと後で後悔するかもよ」
という友達の言葉にひどく納得。
思い切って購入しました。
これほどの大物歌手のコンサートは、
独身時代の日本以来ですからかれこれ30年。
自ずと期待も膨らみます。
果たしてネトレプコさんは、
私のパンパンに膨らんだ期待を
第一曲目の最初の一声で、
スッパーーーン!!!
と超越してくれたのでした。
透きとおって輝きのある声色、
伸びやかでしなやかな声質、
キラキラと星が降ってくるように、
天井から声が降り注いできました。
ずっと涙が止まりませんでした。
声の洗礼を受けたような、
こんなに衝撃的な感動は、
日本でエディタ・グルベローヴァの声を聴いて以来です。
フォルテはもちろん素晴らしいけれど、
それ以上にピアニッシモが
それはそれは繊細で、
張り詰めた極上の絹糸のよう。
消え入るようなか細さなのに、
息を呑むような絶大な存在感のある声でした。
これが、プロ中のプロの声なのだ・・・
さて、ご主人エイワゾフさんも、
くせのない美声の持主。
力強く堅実な歌い方をする方でした。
でも、正直言って、奥様の方が格段に上。
ただ、演技力がハンパない歌い手さんですね。
悲しいアリアを歌うと、本当に悲しそう。
「道化師」のカニオのアリア「衣装をつけろ」や
「トスカ」のカヴァラドッシのアリア「星は光りぬ」は、
こちらもついつい感情移入してしまって、
涙ポロポロ・・・。
このお二人は、ソロでもデュエットでも、
オペラのたった一部分なのに、
表情も身振りも豊かに
細かく忠実にその場面を演じていました。
だから余計に歌に引き込まれたのかもしれません。
いつかお金を貯めて、
ニューヨークのメトロポリタンオペラか
ヨーロッパのどこかの劇場で、
このご夫妻の、一緒でも別々でもいいから、
オペラを鑑賞したいと強く思いました。
アンコールの後、
カルガリーのシンボルでもある
ステットソン(カウボーイ・ハット)を贈られて
にこやかに手を振るネトレプコさん

ネトレプコさんは、
どの曲も歌い終ってお決まりのお辞儀のあと、
鳴り止まない観客の拍手に対し、
すまして気取った笑顔でうなづくのではなく、
まるで街角で友達を見つけたときのような気軽さで、
満面の笑みをこちらにあちらに向けながら、
四方八方に大きく手を振っていました。
大歌手らしからぬ気さくな笑顔にも、
すっかり魅了されましたね~。
オペラを観にいくために貯金しなくちゃならないけれど、
今はその前に彼女のDVDやCDを買いたくなっていて、
あぁ~、どうしよぉ~~~・・・(笑)。
現在のオペラ界の代表的ソプラノ歌手
アナ・ネトレプコさん。

共演者はご主人でテノール歌手の
ユシフ・エイワゾフさんです。
歌手に限らず楽器演奏者でも、
クラシック界のこんな大物が
カルガリーでコンサートを開くなぞ、
滅多にありません。
チケットがかなり高かったので
ギリギリまで逡巡したのですが、
「旬の歌手は旬に聴いておかなくちゃ」
「行かないと後で後悔するかもよ」
という友達の言葉にひどく納得。
思い切って購入しました。
これほどの大物歌手のコンサートは、
独身時代の日本以来ですからかれこれ30年。
自ずと期待も膨らみます。
果たしてネトレプコさんは、
私のパンパンに膨らんだ期待を
第一曲目の最初の一声で、
スッパーーーン!!!
と超越してくれたのでした。
透きとおって輝きのある声色、
伸びやかでしなやかな声質、
キラキラと星が降ってくるように、
天井から声が降り注いできました。
ずっと涙が止まりませんでした。
声の洗礼を受けたような、
こんなに衝撃的な感動は、
日本でエディタ・グルベローヴァの声を聴いて以来です。
フォルテはもちろん素晴らしいけれど、
それ以上にピアニッシモが
それはそれは繊細で、
張り詰めた極上の絹糸のよう。
消え入るようなか細さなのに、
息を呑むような絶大な存在感のある声でした。
これが、プロ中のプロの声なのだ・・・
さて、ご主人エイワゾフさんも、
くせのない美声の持主。
力強く堅実な歌い方をする方でした。
でも、正直言って、奥様の方が格段に上。
ただ、演技力がハンパない歌い手さんですね。
悲しいアリアを歌うと、本当に悲しそう。
「道化師」のカニオのアリア「衣装をつけろ」や
「トスカ」のカヴァラドッシのアリア「星は光りぬ」は、
こちらもついつい感情移入してしまって、
涙ポロポロ・・・。
このお二人は、ソロでもデュエットでも、
オペラのたった一部分なのに、
表情も身振りも豊かに
細かく忠実にその場面を演じていました。
だから余計に歌に引き込まれたのかもしれません。
いつかお金を貯めて、
ニューヨークのメトロポリタンオペラか
ヨーロッパのどこかの劇場で、
このご夫妻の、一緒でも別々でもいいから、
オペラを鑑賞したいと強く思いました。
アンコールの後、
カルガリーのシンボルでもある
ステットソン(カウボーイ・ハット)を贈られて
にこやかに手を振るネトレプコさん

ネトレプコさんは、
どの曲も歌い終ってお決まりのお辞儀のあと、
鳴り止まない観客の拍手に対し、
すまして気取った笑顔でうなづくのではなく、
まるで街角で友達を見つけたときのような気軽さで、
満面の笑みをこちらにあちらに向けながら、
四方八方に大きく手を振っていました。
大歌手らしからぬ気さくな笑顔にも、
すっかり魅了されましたね~。
オペラを観にいくために貯金しなくちゃならないけれど、
今はその前に彼女のDVDやCDを買いたくなっていて、
あぁ~、どうしよぉ~~~・・・(笑)。

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