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夕飯の支度をしている私に、
次男が訊いてきました。

「お母さん、日本の『Bullying』、知ってる?」

Bullyingというのは「いじめ」のことです。

次男がオンラインで読んでいるマンガ、
いじめに関する物語なのだそうです。



そりゃ知ってるわよ。
八分にしたり、モノ隠したり、シカトしたり。
そうやって追い詰められていく子供が絶えない。

先生も学校も保身に回っちゃって、
真摯にいじめられっこに向き合わないしね。



「ひでぇ話だよなぁ・・・」



大人になったってあるんだよ。






次男に向かって、
私、自然と言葉を継いでいました。





昔さ、職場でね、ある日突然、
同僚の女性4人がだぁれも、
私に口利いてくれなくなったんだよね。

前日まではフツーに
一緒にお弁当食べて、
ケラケラ冗談言って笑ってたのに、
突然、仕事上必要なこと以外は、
話しかけても無視されちゃって。

私が何かしたのか?
何か気を悪くするようなことを言ったのか?
訊いても「何も」しか言わなくてねぇ。

隣の部署の女性に相談してみたら、
「忙しかっただけじゃないの?」って。

その翌日には、その女性も
私を無視して、側にも寄ってこなくなったし、
お昼のお弁当も1人ぼっちになっちゃった。


それでも、そこでの仕事が楽しかったのが救い。
私の仕事を評価してくれる人たちがいるから。
そう思えば頑張れた。



さらに幸運だったのは、
そのオフィスが多国籍だったせいで、
職場内の様々なハラスメントに敏感だったこと。


「近頃女性たちの様子がおかしい」


誰かが感じ取って進言したらしく、
ボスが1人1人呼んで、
話を聞いてくれて・・・。


その後1年ちょっとのうちに、
プロジェクトの縮小に伴って、
私以外の日本人女性4人は、
1人また1人と去って行った。


最後に残ったのは、
私と、大ボスの秘書だった香港人の女性。

彼女は
「私は外国人だから、最初から相手にもされなかったわよ」
と苦笑いしていたけれど、
それはそれで、
好い気持ちのしない4年間だっただろうと思う。
私だって、彼女は別格だと思ってたし。






実を言うと、
今でもこの時のことを思い出すと、
夜も眠れなくなるほど。


ずっとずっと、信じていた。

4人にシカトされたのは、
私が空気を読めずに、
何か彼女らの気に障ることを
言ったかしたかだからだ。

それに、私はわがままで脳天気。
年齢の数字に見合っただけ大人になっていたつもりでも、
実質はいつまでも自己中心的な子供のままだった。

だから、知らず知らずに
4人にそっぽを向かれるようなことを
しでかしていたんだ。




そこにたどり着いたときから、
もう日本人女性の集まるところが恐ろしくて、
必要以外避けてきました。





でも、さっき次男にこの話をしているうちに、
気が付きました。



私が確かにいじめられていたこと。

私は確かにKYで不注意・わがままな人間であること。


だけど、だからって
私がいじめられて良い訳じゃないってこと。

やっぱりいじめる方が幼稚だってこと。





あれから30年以上経って、
思いもかけないところから、
あの時の苦い経験に
一つの光を見つけたような気がしました。


こんな風に話せて良かった・・・。
ホッと、何だか肩の荷が下りたような感じ。

この機会を偶然にも与えてくれた次男に感謝!

今夜からはもう、
思い出して眠れないことも、
それ以前に、思い出すことすら、
ないかもしれない。




聞いていた次男の方は、
いつもグータラでヘラヘラしている母親が、
自分が読んだ「ひでぇ話」
似たような経験をしたことがあると知って、
信じられないって顔してましたけど(笑)。





いじめ、なくさなくちゃ。









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2016.05.17 Tue l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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