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昨晩は、カルガリー・フィルの定演に出掛けました。

演目は、
モーリス・ラヴェルの「シェヘラザード」と
ニコライ・リムスキーコルサコフの「シェヘラザード」。
シェヘラザード三昧です。

後者はポピュラーな一品なので、聴いたことのある方も多いかと思いますが、
前者、ラヴェルの「シェヘラザード」はどうでしょう?

声楽曲です。

歌を齧ったくせに、私はまるで知りませんでした。
慌ててiTunesで購入し、フランス語の歌詞の対訳をネットで探して勉強した次第。

演奏時間が20分にも満たない小品ですが、
流れるような滑らかなメロディと、
ふんわりと宙を漂うような歌詞とが素晴らしくマッチした、
幻想的な曲でした。

歌ったのはカナダを代表するソプラノ、ミーシャ・ブルガーゴーズマン。
初めて生で聴きましたが、丸みのある伸びやかで透き通った声が、すこぶる美しかったです。
機会があったら、またぜひ聴きたい人!



カルガリー・フィルの「シェヘラザード」が、
これまた素晴らしかった!
ちょっとしばらく聴いたことのない、
田舎のオケにしては天下一品な演奏でした。

ラヴェルのシェヘラザードが、彼女の想いを歌った作品であったのに対し、
こちらは、シェヘラザードが語った「千夜一夜物語」を題材にしてあるので、
物語のサウンドトラックというわけではありませんが、
海のうねりや悪天候を思わせる音や若い王子や王女の恋を彩る曲調など、
メリハリの利いた解りやすい作品になっています。

オーケストラ団員のソロパートがたくさんあって、皆さん腕の聴かせどころ。
昨晩は、どのソロイストも、本当に完璧! 非の打ち所のない演奏でした。



ちょっと生意気な私見ですが、
ベルリン・フィルやウィーン・フィルなどを天辺とした三角に例えると、
カルガリー・フィルは、良くて真ん中あたり、
冷静に判断すれば真ん中よりもちょっと下に位置するオケだと思うのです。

現在世界的に活躍されている指揮者の何人かが、
ここで常任指揮者をした数年後、天辺に辿り着いていることを考えれば、
良くも悪くもそういう踏み台クラスのオケだというのが解ります。


ですが!

昨晩のカルガリー・フィルには、
天辺オケにも劣らない演奏ができることもあるんだぞっ!
という底力を見せてもらいました。


見くびってました、ごめんなさい。
反省します。

ホントにホントに、素晴らしかったです。
再来週のコンサートも楽しみです。



ところで・・・

昨日はコンサート・ホールの前の通りが、
トリコロールにライトアップされていました。

コンサート開演前には、会場全体で黙祷を捧げました。


犠牲者の魂に、遺族の方々の心に、慰めと平安がありますように。









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2015.11.15 Sun l 映画・テレビ・音楽・本 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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