
猫が大好きな私。
角田光代さんの本も好きな私。
こんな本見つけちゃったら、読まずにはいられませんです。
この猫さんの、安心しきった寝顔も可愛いけれど、
何しろ本のタイトルが、ね。
「今日も一日きみを見てた」
猫好きなら「うんうん、そうなんだわ」と、どなたも共感されるのではないでしょうか。
一日中見ていたい、そばにいればついつい目が行っちゃう、ウチの猫っていうのは、
そんな存在ではありませんか?
角田光代さんは、この写真の猫さん「トトちゃん」が、猫飼い初体験なのだそうです。
飼ってみて初めて知る猫のことを、素直にびっくりしながら、愛情たっぷりな文章で
綴っておられます。
猫飼い歴が長い私がとっくに忘れてしまったオドロキや不思議が、角田さんの筆で
とても新鮮に甦ってきました。
同時に、今飼っているリロに対しても、気持ちを新たにさせられることもありました。
猫を長く飼っていると、猫にだって十人十色の性格があるのは解っていても、
日常の世話は「猫」と一把ひとからげ的なやり方をしている自分に気付かされたんです。
リロはリロ
彼女を、彼女が欲するように愛してあげたいと、気持ちを新たにしました。
お母さん、あんたのこと大好きなんだよ。
ウチの子になってくれて、すっごく嬉しいんだよ。
・・・という私の思いが伝わっているのかどうかは判りませんが、
リロが、私やウチの誰もを幸せにしてくれているのと同じくらい、
ウチに暮らして幸せだと感じてくれるように、
大切にしていこうと、この本を読んで思うのです。

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