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しばらく前からアマゾンプライムに登場していてたのですが、
3時間以上という長さに躊躇してきた「オッペンハイマー」

オッペンハイマー

昨日思い切って観ました



率直な感想は「とても良く出来た伝記映画」です。

彼を利用しようとする人々と彼が愛する人々との関わり方から、

純粋に物理学が好きだった人
兵器の開発は後付けだった人という
オッペンハイマーの人となりや研究姿勢
米軍に取り込まれ政治的に利用される名声に翻弄され、
自らの作り出したものと結果との乖離に悩む姿が
ストレートに描かれています。



ただ、
オッペンハイマーが学生時代から知る人物
原爆製造過程に関わる米軍人たち
戦後の原子力委員会による機密安全保持疑惑調査
登場人物が多く入り乱れていることに加えて、
それらの時間軸が頻繁に前後するので、
慣れるまで時間がかかりました。


オッペンハイマーに群がる軍と政治家たちの思惑や
当時のアメリカの世相を背景に
オッペンハイマーが、自身の真摯な探求心が
広島・長崎の原爆に辿り着いたことで、
さまざまな葛藤を抱え込む半生を描いた
史実に基づく作品なので、
中学生くらいでも、何かを感じる・考えるきっかけになり得ると思います。
数少ないけれど、裸のシーンがちょっと刺激的過ぎるかもしれませんが~😅)





__*__*__*__*__

ここからは私の率直な感想を書きます。

ネタバレはしないと思うけれど(もともと隠れたネタはない映画だから)、
読む・読まないはお任せします。





では・・・



原爆製造実験を繰り返す過程
その後の広島・長崎を知っている身には
腹立たしいほどのアメリカの傲慢さを覚えました。


広島・長崎投下後のアメリカの人々の歓喜(狂喜)
オッペンハイマーをもろ手を挙げて称賛する人々の場面、

あの戦争でどれほどのアメリカ兵が犠牲になったとしても、
自国が戦場になったことがなく、
日常生活に支障も変化もほとんどない人たちのお祭り騒ぎ
には
「何も知らないくせに💢」とムッとしました。




ナチスに対抗して研究の始まった原爆が、
もっと早く完成してドイツに先に落とされていたら、
日本はどうなっていたんでしょうね?


ヨーロッパでのアメリカの力を見せつけられても、
私には、あの時の日本軍が引き下がったとは思えない

やはり広島と長崎は救えなかったような気がします。



私たち日本人はこの映画を観て、
どんなに貴重な発見から作り出されたものだとしても、
核兵器を肯定するべきでないことを、
戦争を知らない世代であっても知っています


けれど、残念ながら当のアメリカ人たちには、
特に今の、我勝ちで冷静さを欠いた人
には、
ここで描かれていた
作ってしまったオッペンハイマーですら感じた
核兵器の恐ろしさは伝わらない
と思うし、

従って、核兵器はなくならないのが現実。



冒頭にも書いたように、
伝記ものとしては良く出来ていますが、
観終わったときに、
深く何かを考えさせるものは残されていない
と感じました、残念ですが・・・。



日本での公開後、
日本人はどんな感想を持つのか
ぜひ知りたいと思っています。









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2024.02.25 Sun l 映画・テレビ・音楽・本 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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