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昨日に続いて、
今日もポーラの話をします。


ポーラはII型糖尿病を患っています。
普段から血糖値を計り、食事にも気をつけ、
毎日適度な運動も欠かさない
模範的な糖尿病患者です。



数年前のある日、
ポーラは用事で少し遠出をしました。

山のふもとの野原を分断するように伸びる
片側一車線の交通量がごく少ないのどかな一本道

片道2時間近くの道のりを快適にドライブし、
用事も滞りなく済ませた帰り道でのことでした。

時刻は午前11時半

運転しながらポーラは、
ジワッと汗ばんできたと感じました。
窓を開けて外の空気を入れたら、
シャキッと気持ち良くなったので、
特に気にするでもなく運転を続けました。

汗以外にも、前に広がる景色が
時折フワッとぶれるように見えた
のですが、
瞬きすれば元通り。


それから大して時間も経たずに、
スーッと血の気が引くような感覚に襲われた後、
彼女が気がついたのは病院のベッドの上でした。



後から家族に聞いた,警察と医師の話によれば、

ポーラの車は道路脇の低い木製の柵を壊し、
なだらかな下りになっている野原を転がり続けた

のだそうです。

運よく事故を目撃した対向車があって、
その運転者がすぐに連絡をしてくれたため、
早目に手当てを受けることができたけれど、
「発見が遅かったら、私、今ここにはいなかったのよ」




その事故の原因は「低血糖」

いつも通り朝食をきちんと摂って出掛け
体調に何の変化もなく帰途についたのに、
突然、低血糖の発作に襲われて、
運転中に意識を失ったのだろう
という話で、

救急救命士がポーラを診た時、
彼女の血糖値は2.8(日本では50)だった
ことも医師から聞いたそうです。


ちなみに空腹時の適正血糖値は、
カナダだと4.0~7.0mmol/L
日本なら70~110mg/dl
と言われています。



それまできちんと糖尿病を管理出来ていた分、
低血糖になったことがないから、
ヘンな汗や視界のぶれなどが、
低血糖の予兆であるとは思わなかった

と、ポーラは話していました。



事故のことはまったく憶えていないけれど、
低血糖症の恐ろしさを知ってしまったので、
「もう運転できない。したくない」と、
あっさり免許を返納



先日の朝食会も
娘さんの出勤途上に送ってもらっていました。
(帰りはブレンダが乗せていきました。)




私も、出掛けて昼食を摂り損ねたりすると、
運転中、手が震えてイヤな汗をかくことがあります。
そういう時には
車に常備してある飴を口に放り込んで凌ぎます。





低血糖症は
いつどこで襲ってくるかわからない
こと、
糖尿病をきちんとコントロールしていると、
低血糖症の恐ろしさをつい見失う
ことを
ポーラに改めて教わりました。

気をつけないといけません。







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2023.01.21 Sat l 友達・仲間 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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