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来週、ちょうど半年ぶりに、
以前のジム仲間全員を誘った朝食会をします。

母の世代のメンバーの中には、
スマホもメールも使わない人もいるので、
私が電話でお誘いしています。




そうした私が連絡係をしているうちの一人ロレイン

前回3月に集まったときのことです。


参加者全員が揃い、
それぞれが注文した朝食が運ばれるまで、
細長く並んだテーブル越しに、
皆の姦しいおしゃべりと笑い声が響く中



「りんご、あの人誰だっけ?」
オードリーのこと?

「あぁ、そうそうオードリーだわね。じゃ、その隣は?」
ルースだよ。

「ルースね・・・顔は覚えてるんだけど名前が出て来なくて~。
じゃ、その向かいに座ってるのは誰?」

あれはポーリーン。

「すぐに思い出せないの、イヤになっちゃうわよねぇ。」
久しぶりだからそういうこともあるって。
私だって、年々忘れっぽくなっちゃってるもの~。



特にロレインは私たちの通ったジムが閉店する
3ヶ月ほど前にグループに加わったので、
全員との繋がりがさほど強くなかったのもあるから、
私は、たいして気にすることはないと、
その時は本当にそう思っていました。




が、それから朝食会が終わるまで、
10~15分に一度くらい
で、
ロレインは
「りんご、あれ誰だっけ?」を繰り返したのです。

それは、再度再々度オードリーやルースだったり、
他の誰かだったり、変わるのですが、
何度も尋ねてくるのでした。



あれ、お母さんとそっくりだ・・・。
もしかしたら、ロレインは認知症初期?

けれど、朝食会の日時は忘れなかったし、
会場のレストランまで自分で運転して来れたのだから、
私の思い過ごしかもしれない

認知症だとしてもその症状は千差万別
誰もが母と同じような言動・行動する訳じゃないから、
無用な詮索や心配はしなかろう





そして半年が過ぎ、
今月初めに食事会をセッティングし、
全員に招待状を送ったり電話したわけですが、

ロレインにだけ、
あまり早めに連絡すると忘れられそうな不安が拭えなくて、
食事会の前の週まで連絡を控えていました。



昨日の午後、電話を掛けたら留守電
「来週また皆で朝食会します。
人数把握する必要があるので、
参加・不参加だけお返事ください。」

メッセージを残しました。



数時間後にかかってきた電話は
ロレインのご主人からでした。

「せっかくのお誘いなんだが、
ロレインは参加できません。
もうここ(自宅)にはいないんです。
認知症専門のケア施設に入居したんでね。


あぁ・・・。
しばらく二の句が継げませんでした。



ご主人は「もしおしゃべりしたかったら」と
親切にロレインの携帯番号を教えてくれながら、
「ただくれぐれも認知症のことは口に出さないで
と、落胆と寂しさが伝わってくる声音で静かに付け加え

電話を切りました。


どれほど肩を落としているだろうご主人に
私がかけてあげられた言葉は、

ロレインのこと、とても残念です。
あなたもどうぞお体を大切になさってください。


それだけ・・・。
こんな月並みな文句じゃなくて、
もっと何か、気の利いたことを
きちんと表現できなかったのか、私・・・





昨日から、今日もずっと悩んでいます。

ロレインに電話したものか、どうか・・・。



母の時にはまるっきり悩まず
何を何回尋ねられても同じことを何回も答えていたし、
会話がヘンテコな方向へ流れても、
何とでも対応できていたのですが、

ロレインに対して同じように振舞えるか自信がないです。


電話、どうしよう・・・。







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2022.09.09 Fri l 友達・仲間 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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