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クラシックを流しながら仕事をしていた時のこと。

通りかかった次男が、
「この曲聞くと、テレビのドタバタ場面を思い出す」
と言いました。

歌劇カルメンの前奏曲です。



冒頭の歯切れの良い
チャンチャラチャラチャラ♪チャンチャラチャラチャラ♪
が、アニメやコメディの
しっちゃかめっちゃかなBGM
よく使われてるんですよね。


なので、オペラ「カルメン」を知らない次男にとっては、
カルメンの前奏曲はコメディでしかありません。



かと思えば、最近頻繁に出てくる
クリスマスの食卓がテーマの
食料品チェーン店のコマーシャル



クリスマスの飾り付けだのお料理だの、
一家総出でバタバタと動き回るその背景
バレエ「くるみ割り人形」の
トレパック(ロシアの踊り)
を使っています。

止めて欲しいです。



本来はこんな風に↑
溌溂として華やいだダンスなのに、

慌ただしさを強調するCMに使われると、
この曲を知らない人はきっと
次男カルメンみたいに、
トレパック=ドタバタになっちゃうに違いないです。




クラシックの名曲が
多くの番組やCMに使用されるのは、
「著作権料がかからないから」
というのを聞いたことがあります。

誰だってお金使わずに済めばその方がイイ
そりゃ解りますけどね。


解りますけど、
原曲の持つ背景や意味とは
かけ離れた使い方をして、
ヘンなイメージを植え付けて、
せっかくの名曲を迷曲にするのは
止めていただきたい!



クラシック音楽ファンとしては、
ひじょーに悲しい
ですよ、ホント・・・。




なんちゃって、そういう私も、
「天国と地獄」を耳にすると運動会



でしょ?でしょ?ですよね(笑)。
(オッフェンバックさん、ごめんなさい ^^; )





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2020.12.15 Tue l 映画・テレビ・音楽・本 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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