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終わってしまいました、マッサン・・・。

大阪発の朝ドラは、ホントによく笑わせてくれるし、泣かせてくれます。
「カーネーション」でも「ごちそうさん」でもそうだったけど、「マッサン」も同じで、テンポのよい笑いがたくさんあって、なにしろ全編人情味に溢れていて、あっちで嬉しくてポロリこっちで悲しくてポロリと、ジワッと涙浮かぶことが山盛りでした。



今回は国際結婚カップルが主人公だったから、異文化生活の喜怒哀楽も描かれていたので、いつもよりもさらに私の興味を引いていたのは確か。

エリーちゃんの、言葉が通じない苦労、生活様式が全然違う苦労、人との関わり合い方での戸惑いなど、あらゆる苦労が、24年前のトルコでの自分を思い出させてくれて、私自身の人生を振り返るきっかけにもなりました。

ただね、苦労の度合いはまったく違う!

だって、エリーちゃんが日本へ渡ったのは、まだ日本人が着物着てる時代、ついちょい前まで鎖国してた時代で、外国人が人というよりは「珍しいモノ」だった時代ですよ。
マッサンの周辺でこそ、スコットランドとかウィスキーとか舶来モノに理解があったでしょうが、一般人には「それ、どこ?何?」でしょ?

そんな国へ、金髪で青い目の洋服を着たお嬢さんが現れたら・・・ねぇ。
注目の的、遠巻きの中心以外の何者にもなれないですよ。

そこで感じる孤独感、違和感、疎外感って、並大抵ではありません。

それに打ち勝っていく強さを思うと、エリーちゃん・・・つかリタさんは、凄い!
根っこにマッサンと培った愛情、信頼関係があるからできることですよね。
そして周囲の人々の理解と協力があってこそ、です。

人間誰しも、一人じゃ生きていかれない。一人で生きて行こう!一人で生きている!と思ったって、絶対に誰かがどこかで陰になり日向になり、支えてくれているんです。そこに気づくのが、ちょっと簡単じゃないだけのこと。

マッサンの家族、住吉酒造の社長さん、鴨井の大将、こひのぼりの春さん、キャサリン、好子さん、英一郎くん、ハナちゃん、熊さんに一馬くん・・・。
皆、正直で前向きで一生懸命な人たちでした。マッサンとエリーちゃんは、素敵な人々に囲まれていましたね。
だから、マッサンも夢を追い続け、成功することができたんだね~。


でも何より、最初から最後まで、エリーちゃんがいたから・・・なのよ。
慣れない日本で、自分以上に頑張っているエリーちゃんがいたから、マッサンも頑張れたんだと思うなぁ。
ずっと手、離さなかったんだもの・・・。


いろいろ振り返ったり考えたりさせられた、私にとっては心に残る素敵なドラマでした。

はぁ、多分しばらくマッサンロス症候群・・・。(なぁんて言ってるうちに、「まれ」始まっちゃうんだよなぁ。)






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2015.03.28 Sat l 映画・テレビ・音楽・本 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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