テレビを点けたらたまたま映っていたのは、
昔のアメリカの歌手、ペギー・リーでした。

1950年代に大活躍していたらしいので、
私は名前を聞いたことがあるくらいです。
そのテレビ番組で歌う彼女の、
キチッとまとまった金色のボブヘアと
柔らかに微笑む丸みのある顔を見た時、
「あ、タミーちゃんそっくり!」
と思いました。
タミーちゃんとは、
リカちゃんが発売されるずっと以前、
アメリカから入ってきた着せ替え人形です。

金髪でくりくりお目々が可愛らしい女の子。
母と姉と3人で(だったと思う)母の実家へ行ったとき、
近くに住む叔母夫婦が、
彼らの娘(従妹)と一緒に姉と私を
街の映画館へ連れて行ってくれた帰り道、
おもちゃ屋さんに立ち寄って、
3人それぞれにタミーちゃんを買ってくれたのが、
私とタミーちゃんの出会いでした。
多分私が5~6歳の頃のことです。
その頃の着せ替え人形といえば、
たいていは厚紙に描かれた女の子に、
肩のあたりに折るマチ(?)が付いた
何着かの洋服を着せて遊ぶものでした。

それが、タミーちゃんの登場で、
本物の洋服を着せ替えられる人形遊び
ができるようになったのは、
私には夢のような出来事でした。
小学生になってからは同級生の影響もあって
(「みんな持ってるもん!」てアレ -笑)、
クリスマスにバービーちゃんが加わりました。

バービーちゃんはタミーちゃんに比べて
頭が小さくて手足が長くて、
ウェストもキュッと締まってる大人プロポーション。
何たってハイヒール履いてるんだよ!
それに、頭が回るとか肩が回るだけ、
足を投げ出して座るだけのタミーちゃんと違って、
バービーちゃんは膝が曲がるし腰もツイスト♪
いろいろなポーズを取ることができるのさ!
タミーちゃんもバービーちゃんも、
着せ替える衣装を売っていたのですが、
舶来だったから(ですかね?)、
おねだりしてもそう簡単に買ってもらえませんでした。
その代わり、ときどき母が、
姉と私のワンピースやスカートを縫った余り布を使って、
私たちとお揃いの小さい洋服を作ってくれたりしました。
そして、満を持して登場したのが日本のリカちゃん。

リカちゃんも、友達のいづみちゃんも、
誕生日やクリスマスに仲間入りしたと覚えています。
そうして大所帯になってきた
私の着せ替え人形は、
だんだん埃をかぶるがままになり、
記憶が正しければ、
年が離れた従妹のところへ引っ越しました。
ペギー・リーを目にしたことで、
懐かしい人形の顔や
子供の頃の風景を思い出しました。
一人だけでも友達が一緒でも、
縁側であるいは友達の家で、
楽しく遊んだ着せ替え人形。
今でもバービーちゃんは健在だし、
アニメから出てきたような人形もあるし、
ここらでは肌の色や宗教、体型にも気を配った人形も増えています。
世の中どれだけデジタルになっていても、
お人形遊びはきっと、
いつまでも廃れずにそこにあるんでしょうね。
昔のアメリカの歌手、ペギー・リーでした。

1950年代に大活躍していたらしいので、
私は名前を聞いたことがあるくらいです。
そのテレビ番組で歌う彼女の、
キチッとまとまった金色のボブヘアと
柔らかに微笑む丸みのある顔を見た時、
「あ、タミーちゃんそっくり!」
と思いました。
タミーちゃんとは、
リカちゃんが発売されるずっと以前、
アメリカから入ってきた着せ替え人形です。

金髪でくりくりお目々が可愛らしい女の子。
母と姉と3人で(だったと思う)母の実家へ行ったとき、
近くに住む叔母夫婦が、
彼らの娘(従妹)と一緒に姉と私を
街の映画館へ連れて行ってくれた帰り道、
おもちゃ屋さんに立ち寄って、
3人それぞれにタミーちゃんを買ってくれたのが、
私とタミーちゃんの出会いでした。
多分私が5~6歳の頃のことです。
その頃の着せ替え人形といえば、
たいていは厚紙に描かれた女の子に、
肩のあたりに折るマチ(?)が付いた
何着かの洋服を着せて遊ぶものでした。

それが、タミーちゃんの登場で、
本物の洋服を着せ替えられる人形遊び
ができるようになったのは、
私には夢のような出来事でした。
小学生になってからは同級生の影響もあって
(「みんな持ってるもん!」てアレ -笑)、
クリスマスにバービーちゃんが加わりました。

バービーちゃんはタミーちゃんに比べて
頭が小さくて手足が長くて、
ウェストもキュッと締まってる大人プロポーション。
何たってハイヒール履いてるんだよ!
それに、頭が回るとか肩が回るだけ、
足を投げ出して座るだけのタミーちゃんと違って、
バービーちゃんは膝が曲がるし腰もツイスト♪
いろいろなポーズを取ることができるのさ!
タミーちゃんもバービーちゃんも、
着せ替える衣装を売っていたのですが、
舶来だったから(ですかね?)、
おねだりしてもそう簡単に買ってもらえませんでした。
その代わり、ときどき母が、
姉と私のワンピースやスカートを縫った余り布を使って、
私たちとお揃いの小さい洋服を作ってくれたりしました。
そして、満を持して登場したのが日本のリカちゃん。

リカちゃんも、友達のいづみちゃんも、
誕生日やクリスマスに仲間入りしたと覚えています。
そうして大所帯になってきた
私の着せ替え人形は、
だんだん埃をかぶるがままになり、
記憶が正しければ、
年が離れた従妹のところへ引っ越しました。
ペギー・リーを目にしたことで、
懐かしい人形の顔や
子供の頃の風景を思い出しました。
一人だけでも友達が一緒でも、
縁側であるいは友達の家で、
楽しく遊んだ着せ替え人形。
今でもバービーちゃんは健在だし、
アニメから出てきたような人形もあるし、
ここらでは肌の色や宗教、体型にも気を配った人形も増えています。
世の中どれだけデジタルになっていても、
お人形遊びはきっと、
いつまでも廃れずにそこにあるんでしょうね。

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