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昨日の続き、というわけではありませんけど、
同じ研修医でも職場による違いがスゴいので、
ちょっと書いてみようと思います。



今回の左目手術後のトラブルは
三連休の最中に起きた
ので、
私は総合病院の眼科ERにかかったのですが、
その時に診てくれたお医者さんも研修医でした。



ただでさえ悪名高いERの待ち・・・いや、待たせ時間
私が受付をしたのが日曜日の午前10時半で、
やっとその眼科研修医Dr. Cに診てもらえたのは
同日午後9時に近い頃
でした。
ひどいでしょう😞生死に関わらない症状だと、5時間以内に診てもらえることはまずありません😩)



Dr. Cは、病院の一般ERでは手に負えない
眼科症状の患者を診る
のですが、
何しろたった一人なのでてんてこ舞い


とてつもなく高い私の眼圧を下げるべく
4時間ほども奮闘してくださったわけですが、
休日の眼科ERには州全土から患者が集まるので、
私だけにかかり切りになれるはずもなく、
左目に点した目薬の効果を待つ15~20分の間も
他の患者さんを診察
していました。


診察の合間にちょっと伺ったら、
Dr. Cはこの前日の土曜日の夕方から
連休最終日である月曜日の午前7時までの、
36時間以上ぶっ通し勤務
というシフトでした。


たまたまそこにいた私を含めた患者数人、
Dr. Cの親世代
だったこともあってか、
口々に、体は大丈夫か、お腹は空いてないか
心配して尋ねてしまいました😅


「5分でもあったら、食べるか眠ります。
バックパックにエナジーバーいくつも入れてます。」


通常の眼科診療時間(8時から4時)
というシフトもあるけれど、
「週末はたいていこんなシフトですね。
眼外科医になるためには通らなくちゃいけない道なんで~」

と苦笑いしていました。



眼科ERに最後までいた私と一緒に
迎えに来た主人がいる一般ERまで移動しながら、
「今度はここ(ER)で、シフトの終わりまで仕事です」

あぁ、ERは24時間患者が来るものねぇ・・・。


治療のお礼を言いながら、
迎えの主人が私の腹ごしらえに持ってきた
大き目のチョコチップクッキーをおすそ分けしたら、

「わっ、ありがとう🤩 早速いただきます。お大事に!」
笑顔で、私たちとは反対方向へ去っていきました。



今は正規の医師となった
次男の親友G君が研修医だった頃の、
長時間勤務だの不規則なスケジュールだの、
その過酷さは聞いていましたが、
今回目の当たりにして
医者の方が倒れてもおかしくないよ
とホントにビックリしました。


昨日書いたDr. Bの環境とは雲泥の差
というのも衝撃的でした。
研修の仕方にはいろいろあるのでしょうねぇ。


Dr. C、きっと今日も総合病院の眼科クリニックで、
忙しく診察していることでしょう

体に気をつけて頑張ってね~❗🙂







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2023.08.14 Mon l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
今日はジム仲間と月一朝マック

また皆から新しい言葉を学びました。



それは
「Green Sleeves グリーン・スリーブズ」

緑の袖とは何ぞや❓




話の発端は、

カレンが、
今年に入って認知症が急激に進んでしまったお父さん
残る3姉妹と相談の上、
施設に入れるという苦渋の決断をしたこと。



入所に先立ち施設から
「お父さんのグリーン・スリーブの内容を
ご確認の上ご持参ください」

と言われたのだそうです。


カレンは自宅では、
「父のは、父のクローゼットの上段で、
私と主人のは冷蔵庫の上に置いてあるの

と言うと、

ワンダも
「私も冷蔵庫の上だわ」

ルースは
「私は冷蔵庫の横のマグネット・フック
紐付けて引っ掛けてあるわ」

ブレンダも
「私も冷蔵庫の上に置いてる」


皆が口々に「冷蔵庫」というので、
私の頭の中では
緑の袖冷蔵庫の上に置く❓」

重要なモノだというのは察しがつくけれど、
冷蔵庫が出てきちゃって
❓マークが増える一方・・・。


「すみませんが~、緑の袖って何❓



そこは、私が移民だと知っている面々、
きっちり教えてくれました。




まず、この場合のスリーブは
袖じゃなくてカバーのこと。

グリーン・スリーブ

調べたところ、
アルバータ州保健省では
このようなファイルを使っています。

「緑色のファイルに入れた書類」なんですね。



州保健省が関わるというその中身は、
北米で「Personal Directive(個人指示書)」
「Advance Directive(事前指示書)」
または「Living Will(生前遺言)」
など
と呼ばれる書類です。


緊急時や昏睡状態などでの蘇生処置の有無に加え、
病歴や処方薬の記録
将来を見据えたケアに関する希望など、

つまり、自分の健康とその記録、
それを他人に委ねる場合の要望を
記入した書類を一括して入れてあるのが
グリーン・スリーブ
です。




皆の話では、

子供たちが巣立って夫婦二人になった後、
健康上の問題があってもなくても、
まだあらゆることに自分で判断ができるうちが
グリーン・スリーブを用意するタイミング

なのだそうです。


公的な効力を発生させるために、
用意した書類には
証人(弁護士など第三者)の署名が必要
です。




ところで、
なぜ誰もが冷蔵庫の上に置くかというのには
特に決まりがあるわけではないのですが、

アルバータ州保健省のウェブサイトには、
「救急救命士などがすぐに見つけられるよう、
冷蔵庫の上や目立つ場所に置いておく

冷蔵庫が明記されています。


まぁ、家の中のどこでも良いとなったら、
場所を知っている家族が側にいない限り、
一刻を争う救命士は、
あっちの部屋こっちの部屋と
探し回る訳にもいかない
わけで、


台所だけはどこの家でも一箇所だし、
冷蔵庫は必ずあって大きく目立つから、
勝手を知らない家でも見つけられる
ということなのでしょう。




以前見たテレビドラマに、
駆けつけた救急救命士が
当然のごとく蘇生処置をしたら、
「蘇生して欲しくなかった」と訴えられた

というストーリーがありました。

その患者の「蘇生無用」の意思は
書面にはなっていたけれど、
救命士にはその存在がわからなかったので、
いつものように蘇生処置を施したわけで、

「救命士に落ち度はなかった」という判決で終わりました。


フィクションとはいえ、あり得ない事件ではなさそうです。

こんなことが起こらないためにも、
緑のファイルは冷蔵庫の上
置いといた方がいいですね。



母世代の友達皆に
「りんごも旦那と相談して作っておきなさいね」
と言われました。

はい、そうします。






2023.04.26 Wed l 未分類 l コメント (2) トラックバック (0) l top
ご無沙汰してしまいました。
ごめんなさい。


ちょっと、どこかがおかしいです。

体調は悪くなくて、
膝だの腰だのが痛いとか、
おなじみの不定愁訴だけなんですが、

精神的な部分が、
これまでに経験したことのない
根拠のない不安や気落ち
取り込まれたよう感じていて
萎えています。

多分きっと、
今になって疲れが出てきたのかもしれません


買物に出るのにメモを作り忘れたり、
過去何百回と作ってきた料理の手順を間違えたりと、
体に染み付いていたはずの生活の流れが
想定外の形で寸断される
ことがしばしば・・・。

特に今週は、
月曜日に買物先の駐車場から出るとき、
不注意にバックアップしてきた車に当たられて
車にかすり傷を負った程度で済みましたが、
私は何も落ち度がないくせに
ひどく落ち込み
ました。



毎日「どうしちゃったんだろう?」と
「何してるんだろう?」の渦に巻かれています



いくつも書き込みたいことは溜まっていますが、
先に進めずにいます。

少しずつ落ち着いて書いていきたいと思っています。


間延び投稿に今しばらくご容赦ください。






2022.01.20 Thu l 未分類 l コメント (6) トラックバック (0) l top
夏に来たときもそうだったのですが、
しなくちゃならないことがのようにあるのに、
脳みその容量は足りなくて・・・というよりは
脳みそがザルで漏れていくので、

忘れてしまわないように、
今いる部屋のデスクの前の壁に、
セロテープでペタペタと、
ポストイットやメモ書きを貼り付けては
終わると剥がす
方式
でやってきました。



これ、2~3日前の、それでもメモが減ってる壁

壁

先週までは、一目で見渡せる部分は目いっぱい。
貼る→終わって剥がす→貼る→終わって剥がす
をほぼ毎日繰り返していた
ので、
ぜんぜん減らなかったんです。



今週になって初めて
貼る頻度を剥がす頻度が上回り

壁面が少し風通し良くなってきました。




先ほど、上の写真の中の
一番大きなメモ書きを剥がしました


これは、母の葬儀の後、
やり残すことがないように
各種届出や手続きや清算など
かならずすることを箇条書き
にしたものでした。



剥がしたらワッと大きな隙間ができました。
「あぁ・・・あとは私の用事だけになったんだ・・・」

終わっちゃった・・・。


今私が母のためにできることが終わりました。



ちょっと寂しくなってます。







2021.12.10 Fri l 未分類 l コメント (2) トラックバック (0) l top
月曜日が感謝祭の祭日なので、
今週末は3連休です。


日本のお盆の時季のように、
国内民族大移動して
家族が集まるのが常
なのですが、

去年に続いて今年も、
コロナウィルスのせいで大幅に自粛
を余儀なくされています。



州政府と州保健省は、
「2回のワクチン接種済に限り」という条件つきで、

・ 集まるのは2家族あるいは2グループまで
・ 屋内の場合は10人まで
・ 屋外では20人まで

という制限をつけました。


ワクチン接種を受けていない、あるいは
1回しか接種していない人
たちは、
屋内で集まるのは禁止
屋外なら10人(5人だったかも)まで、です。




たしか去年は
「同じ屋根の下に暮らす人だけ」だった
から、
それよりはマシだけど、
「まさか2年続けて規制下になるとは・・・」
誰も考えていませんでしたねぇ。




それでも、感謝祭は特別な日

さっきディナーの買物に出てきました。
土曜日の午前中から、
スーパーはけっこうな人出でした。

たった2家族しか集まれなくても、
10人まででも、
コロナ禍の今は、
本来の感謝祭の意味よりも
「集まれることに感謝する感謝祭」
になっている気がします。




2ヶ月余りあとにはクリスマス
その頃までには、
もう少し規制が緩和されるか、
コロナウィルスが大人しくなっているか、
してほしい
ものです。






2021.10.09 Sat l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top